介護職員の具体的な業務内容などについてご紹介します。
特別養護老人ホームで働く介護職員は、常に介護を必要とする高齢者の日常生活を支える役割を担います。食事、排泄、入浴の介助に加え、移動のサポートやベッドメイキング、体調の観察などが日常的な業務となります。
ご利用者の状況やニーズに合わせた個別ケアが求められ、生活の質を高めることを目標としています。医療スタッフやケアマネージャーとも協力しながら、安心して暮らせる環境づくりを行います。
円滑なケアが継続されるよう、出勤後に前の勤務帯の職員からご利用者の状態や留意点、役割分担について申し送りを受けます。勤務終了前にも次の担当者への引き継ぎが行われ、対応すべき事項や当日の状況が共有されます。
入浴担当の介護職員は、医療職と協働し、バイタルサイン等のチェックを行い、ご利用者の体調を確認してから入浴を進めます。血圧や体温を確認し、着替えを準備してお風呂にお連れします。入浴中は、状況に応じて更衣や洗身、浴槽への移動などを介助します。
ご利用者が快適に過ごせるよう、衣類の整理や居室の整頓、車いすなど備品の安全確認を行います。また、楽しんでいただくためのイベント企画も大切な業務です。法人全体で取り組む大規模な行事もあり、職員は役割を分担して準備を進めます。
ケアマネージャーと連携することで介護計画を作成したり、感染症対策、事故防止、防災などの重要な課題について話し合います。正職員が委員会を分担し、月に1回程度の会議に参加します。これらは直接介護ではありませんが、介護業務を円滑に進めるための基盤となる重要な役割です。
勤務時間に応じてお昼休憩が設定されており、希望があれば職員給食としてご利用者と同じメニューを楽しむことができます。お誕生会ではケーキのおすそ分けがあったり、お正月にはおせち料理が提供されることも。
様々な記録を記載する作業です。自身の業務を証明するだけでなく、適切な記録がご利用者へのサービス向上につながります。過不足なく、必要な情報を記録することが、チーム全体での質の高いケアに貢献します。
利用者の体調やその日の出来事、特記事項などを次のシフトに共有します。申し送りにより、ケアの連続性が確保され、細かい変化にも対応できる体制が整います。体調の急変や注意が必要な点を確実に伝えることで、安心して業務を引き継ぎ、退勤します。
食事や排泄、入浴の介助に加え、移動や更衣などの多様な技術を習得できます。安全で安心なケアを提供するためのスキルは、基本的な考え方や技術に基づき、実践を通じて身につきます。
様々な身体状況の方に対する支援の経験を積むことで、柔軟な対応力やチームでの協働力も向上します。
認知症ケアを通じて、柔軟な対応力や問題解決能力を身につけることができます。24時間365日、職員が代わる代わる支援していることで、その方の特徴がよくわかります。その上で、ご利用者一人一人の状況や環境に合わせたケアを考え、提供し、実践します。
PDCAサイクルを活用して学び、経験豊富な先輩職員のサポートのもと、実践を重ねることで専門的なケア能力が養われ、成長の機会を得られます。
多くの専門職と協力しながらチームとして働くスキルを身につけられます。マザアスでは、同じ組織内で多職種と日常的にコミュニケーションを取りながら、協力しやすい環境が整っています。この経験を通じて、協働力と調整力を培うことができます。
特に、特別養護老人ホームでは、協働する多くの職員が施設内部の同僚です。特別養護老人ホームでの協働しやすい環境で、協働力と調整力を培うことができます。
マザアスでは、職員一人ひとりのキャリアに対する希望に応じた複数のルートを提供しています。人事考課制度を活用し、上司との面談を通じて職員の考えや希望を把握し、それに基づいた育成を行います。この制度では、マザアスが求める職員像や各職位に求められる役割を明確にし、自らをどのようにレベルアップできるかが明示されています。